誤飲・窒息定番・出典2023年

水でふくらむビーズを1歳が誤飲。腸の中でふくらみ、開腹手術になることも。「吸水樹脂ボール」の危険と防ぎ方

子育て注意報 編集部公開日 2026.9.12最終確認 2026.9.12編集と出典について ›

この記事は新しく起きた事故の速報ではありません。年度を問わず注意したい「定番の安全情報」をまとめたものです(出典・2023年公表の注意喚起をもとに要約)。

この記事の結論

水でふくらむビーズ(吸水樹脂ボール)を1歳の子どもが誤飲し、十二指腸から内視鏡で取り出して3日間入院した事例が消費者庁に報告されています。高吸水性樹脂は腸の中で水を吸ってふくらみ、腸をふさいで開腹手術が必要になることがあり、レントゲンにも写りにくい素材です。対象年齢以下の子どもがいる家庭では購入を控えることも検討し、使うときは大人が見ているところで、子どもが持ち出せない場所に保管します。

この記事でわかること
水でふくらむビーズ(吸水樹脂ボール)を1歳の子どもが誤飲し、十二指腸から内視鏡で取り出して3日間入院した事例が消費者庁に報告されています。高吸水性樹脂は腸の中で水を吸ってふくらみ、腸をふさいで開腹手術が必要になることがあり、レントゲンにも写りにくい素材です。対象年齢以下の子どもがいる家庭では購入を控えることも検討し、使うときは大人が見ているところで、子どもが持ち出せない場所に保管します。
水でふくらむビーズ(吸水樹脂ボール)は、対象年齢以下の子どもがいる家庭では購入を控えることも検討し、使うときは大人が見ているところで、子どもが持ち出せない場所に保管する。消費者庁が呼びかけている、誤飲を防ぐ基本です。 「SNSで見た手作りおもちゃで遊ばせていた」。そんな家庭で起きた事故が報告されています。SNSで知った、ペットボトルを2つつなげた手作りおもちゃで1歳の子どもが遊んでいました。カッと音がして気が付くと、おもちゃの中に入れていた水でふくらむ樹脂製のボール(約2cm)が床に落ちていて、保護者は誤飲したかもしれないと思いました。インターネットで吸水性の樹脂玩具の事故を知り、救急車を呼んで受診。いったん帰宅した翌日に再受診すると、エコーで十二指腸に異物が見つかり、内視鏡で取り除きました。子どもは3日間入院しました。 なぜ「水でふくらむビーズ」が危ないのか ・ビーズの素材は高吸水性樹脂で、水と接触すると自重の100〜1,000倍の水を吸います。消費者庁が腸液を想定した模擬液に浸した実験では、浸す前に約14mmだったものが、2時間後に約24mm、24時間後には約36mmになりました ・飲み込むと消化管の中でふくらみ、腸をふさいで重症化し、開腹手術で取り除かなければならなくなることがあります。消費者庁には、2021年に乳児が高吸水性樹脂製の玩具を誤飲し、開腹手術で摘出した事故が3件通知されています ・レントゲンやCTなどの放射線画像に写りにくい性質があるため、誤飲したという情報がなければ、体調不良の原因が分からず対応が遅れるおそれがあります ・同じ高吸水性樹脂は、玩具のほか、芳香剤・消臭剤、虫除け用品、園芸用品、インテリア用品(着色した鑑賞用)などにも使われています。3歳児の口の大きさは直径約4cmで、これより小さいものは口に入ります 上の子のために買ったつもりでも、対象年齢以下の子どもがいる家庭では、親の目の届かないところで誤飲してしまうことがあります。手作りおもちゃの材料として家に入ってくることも、事例のとおりです。 なお、吸水性合成樹脂製玩具は、消費生活用製品安全法の「特定製品」(PSCマークの対象)に指定されています(消費者庁「みんなの消費安全ナビ」Vol.677・令和8年1月23日時点の一覧による)。 予防のチェックリスト ・対象年齢以下の子どもがいる家庭では、水でふくらむ樹脂製品の購入を控えることも検討する(上の子に買い与えたつもりでも、目の届かないところで誤飲することがある) ・子どもが使うときは保護者の監督下で行い、子どもが容易に持ち出せない場所に保管する ・芳香剤・消臭剤・園芸用品などの吸水ビーズも、子どもの目と手が届かない場所に置く ・手作りおもちゃの材料に使うときは、ビーズが外に出ない作りか、遊ばせる前に確認する。破損した容器やおもちゃは使わない ・誤飲に気づいたときや疑いがあるときは、直ちに医療機関を受診し、商品やパッケージが残っていれば医師に見せる もしものときは 水でふくらむビーズを飲んだかもしれないと思ったら、直ちに医療機関を受診してください。この素材はレントゲンやCTに写りにくいため、「吸水樹脂ボールを誤飲したかもしれない」と医師に伝えることが大切です。同じものが手元にあれば持参し、同型品やパッケージ、インターネット通販の購入履歴が残っていれば併せて伝えてください。夜間や休日で判断に迷うときは、#8000(子ども医療電話相談)に相談できます。 よくある質問(FAQ) Q. 水でふくらむビーズを子どもが飲み込むと、どうなりますか? A. 消化管の中で水を吸ってふくらみ、腸をふさいで開腹手術が必要になることがあります。消費者庁の実験では、腸液を想定した液で約14mmのビーズが24時間後に約36mmになりました。 Q. 水でふくらむビーズを飲んだかもしれません。どうすればいいですか? A. 直ちに医療機関を受診してください。レントゲンやCTに写りにくいため、誤飲の可能性を医師に伝え、同じ製品やパッケージ、通販の購入履歴があれば併せて伝えます。 Q. 上の子のおもちゃなら、家に置いておいても大丈夫ですか? A. 対象年齢以下の子どもがいる家庭では、購入を控えることも検討するよう消費者庁が呼びかけています。置く場合は大人が見ているところで使い、子どもが持ち出せない場所に保管します。 本記事は公式データに基づき要約・加工して配信しています。詳細は公式サイトをご確認ください。

この記事をシェア

XでシェアLINEで送る
出典
出典発表日:2023年4月7日
みんなの消費安全ナビ from 消費者庁(旧・子ども安全メール)「Vol.624 体の中で、くっつく「マグネットセット」、膨らむ「吸水樹脂ボール」の危険-誤飲事故防止のため販売規制へ」2023年4月7日公表
消費者庁「「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲に注意!-飲み込んだ後、開腹手術を要する事故が発生-」2022年3月24日公表
みんなの消費安全ナビ from 消費者庁「Vol.576 水で膨らむボール状の樹脂製玩具の誤飲に気を付けましょう!」2021年12月23日公表
みんなの消費安全ナビ from 消費者庁「Vol.677 こども向けの製品に関する新しい制度、「子供PSCマーク」がはじまりました!」2026年1月23日公表
総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう」令和7年10月発行 ※相談先#8000


※ 当サイトは、ゆとるんが運営する民間の要約メディアです。公式発表をもとに内容を要約・加工しています。数値・型番・日付などは原文どおりの転記を原則とします。最新かつ正確な情報は、必ず各公式サイトをご確認ください。お子さんの体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。

この注意報のSNS投稿

Instagramで見るYouTubeで見る
毎日チェックするの、大変ですよね。

新しい注意報を、LINE・メールでお届けします。気づいたときに、ひとつずつ読めます。(準備中)

通知を受け取る

毎日の注意報はSNSでも

その日の一報を、短くお届けしています。