壊れた足乗せを外したまま走ったら、6歳の足が自転車の車輪に。かかとを16針縫った「スポーク外傷」
この記事は新しく起きた事故の速報ではありません。年度を問わず注意したい「定番の安全情報」をまとめたものです(出典・2021年公表の注意喚起をもとに要約)。
幼児用座席の足乗せ台が壊れたまま外して走行し、6歳の子どもの右足が自転車のスポークに巻き込まれて、右のかかとを16針縫った事例が消費者庁に報告されています。足が車輪に巻き込まれる「スポーク外傷」は、座席のない荷台やドレスガードの下でも起きています。乗せるたびに足乗せに足が乗っているか確認し、壊れた座席は使わず、6歳以上は座席があっても同乗させないことが基本です。
もしものときは ›子どもを自転車に乗せるときは、必ず幼児用座席を使い、乗せるたびに足が足乗せ部に乗っているか確認する。消費者庁が呼びかけている、車輪への足の巻き込み(スポーク外傷)を防ぐ基本です。
「足乗せが壊れたけれど、しばらくはこのままで」。そんな家庭で起きた事故が報告されています。自転車の後ろに幼児用座席を付けていた保護者が、右足を乗せる台が壊れたため、1週間ほど前に取り外していました。走行中に6歳の子どもが泣き出したため見ると、靴が脱げ、右足がスポークに巻き込まれていました。子どもは右のかかとを16針縫うけがを負いました。
なぜ「足乗せ」が大事なのか
- 回転している後輪のスポークに足が入ると、足やかかとが車輪とフレームの間に挟まれます。座席があっても、足乗せ部に足が乗っていなければ、足は車輪に届いてしまいます
- 座席のない荷台に直接座らせた場合は、さらに危険です。実家に子ども用の自転車がなく、荷台のかごを外して6歳の子どもを直接座らせて走行したところ、段差を乗り越えたときに後輪のプレートとスポークの間に右足が挟まった事例があります。駅で借りたレンタサイクルの座席のない荷台に4歳の子どもを座らせ、坂を下るときに左足が後輪のスポークに挟まって9針縫った事例も報告されています
- 後輪を覆うドレスガードが付いていても、安心はできません。借りた自転車の荷台に乗せていた6歳の子どもの左足がスポークに挟まり、かかとを8針縫って2週間連日の通院が必要になった事例では、後輪にドレスガードは付いていましたが、子どもの足はそれよりも下にありました
- 14歳以下でスポーク外傷を負った子どもの年齢を見ると、半数近くが6歳以上でした。体が大きくなり、足が車輪に届きやすくなる年齢ほど起きています
保育園の送迎など、毎日のように乗せる自転車ほど、「壊れたけれど、まだ使える」「今日だけ荷台で」が起きやすくなります。
もしものときは
足が車輪に挟まったときは、無理に引き抜かず、自転車を止めて落ち着いて外します。出血しているときは、きれいな水で洗ってからガーゼなどで押さえ、出血が止まらない場合や傷が深い場合は、押さえたまま医療機関を受診してください。夜間や休日で判断に迷うときは、#8000(子ども医療電話相談)に相談できます。
予防のチェックリスト
- 子どもを自転車に乗せるときは、必ず幼児用座席を使う。荷台に直接座らせない
- 幼児用座席に破損や変形がないか確認し、壊れたままの座席は使わない
- 乗せるときは、足を足乗せ部に置いているか確認し、ヘルメットと座席のベルトを着用させる
- 後輪へのスカートなどの巻き込みを防ぐドレスガードは、足の巻き込み防止にも有効。幼児用座席と併用する
- 6歳以上の子どもは、幼児用座席の有無にかかわらず、足を巻き込む危険が高くなるため、自転車に同乗させない
よくある質問(FAQ)
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出典発表日:2021年1月14日
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