チャイルドシートは「座らせるだけ」では守れない。肩ベルトを外していた2歳が頭蓋骨陥没骨折
この記事は新しく起きた事故の速報ではありません。年度を問わず注意したい「定番の安全情報」をまとめたものです(出典・2024年公表の注意喚起をもとに要約)。
子どもが嫌がるため肩ベルトを付けずにチャイルドシートに座らせていた2歳の子が、時速40km程度の衝突で頭蓋骨陥没骨折になった事例が消費者庁に報告されています。不使用時の致死率は正しく使った場合の約4.2倍。短い移動でもハーネスまで毎回装着することが基本です。
もしものときは ›チャイルドシートは、座らせるだけでは子どもを守れません。肩ベルト(ハーネス)まで毎回きちんと装着することが、消費者庁が呼びかけている基本です。
「嫌がるから、肩ベルトだけは外していた」。そんな家庭で起きた事故が報告されています。後部座席のチャイルドシートに2歳の子どもを座らせ、保護者が運転する車が時速40km程度で電柱に衝突。子どもはチャイルドシートに座った状態のまま車の側面に頭を打ち、頭蓋骨陥没骨折・急性硬膜下出血・脳挫傷・脳神経の損傷で入院しました。子どもが嫌がるため、日頃から肩ベルトを付けていなかったとのことです。
なぜ「座らせるだけ」では足りないのか
- 肩ベルトがないと、衝突や急ブレーキのときに体がシートから飛び出してしまいます。シートの固定がしっかりしていても、体をシートにつなぎ止めるのはハーネスです
- 走行中だけの話ではありません。停車中に、ベルトを付けずに座らせていた0歳の子どもが地面に転落した事例も、消費者庁に報告されています
- チャイルドシートを使っていない場合の致死率は、正しく使った場合の約4.2倍です(消費者庁Vol.653掲載)
- 使用率は1歳未満で91.7%ですが、5歳では57.9%まで下がります(2024年・警察庁とJAFの調査)。子どもが自分の意思を持ち始め、嫌がるようになる時期ほど、使われなくなっていきます
6歳未満の子どもを車に乗せるとき、チャイルドシートの使用は法律で義務づけられています。「短時間だから」「近所だから」は、事故が起きる場面から子どもを外してはくれません。
もしものときは
車の事故で頭を強く打った場合は、外から見て大きなけががなくても、すぐに医療機関を受診してください。機嫌が悪い、嘔吐する、ぼんやりしている、呼びかけへの反応が鈍いといった様子があれば、迷わず119番へ。夜間や休日で判断に迷うときは、#8000(子ども医療電話相談)に相談できます。
予防のチェックリスト
- 短い移動でも、肩ベルト(ハーネス)まで毎回つける
- 「乳児用」「幼児用」「学童用」の中から、子どもの体格に合ったものを選ぶ。上の子のジュニアシートに下の子を乗せない
- 後部座席にしっかり固定する。ISOFIX(アイソフィックス)方式は取り付けの誤りが少ない
- ハーネスの長さ、背もたれの高さ、シートの角度は、成長に合わせて調整する
- 暑い日は、金具部分が熱くなっていないか、乗せる前に手で確かめる
よくある質問(FAQ)
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出典発表日:2024年9月20日
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