ハンドルにかけたリュックがガードレールに引っかかり、1歳が頭蓋骨骨折で集中治療室に。子ども乗せ自転車の荷物と乗せ降ろしで気をつけること
この記事は新しく起きた事故の速報ではありません。年度を問わず注意したい「定番の安全情報」をまとめたものです(出典・2023年公表の注意喚起をもとに要約)。
子ども2人を乗せた自転車のハンドルに掛けていたリュックがガードレールに引っかかり、自転車ごと転倒して1歳の子が頭蓋骨骨折と硬膜外血腫で集中治療室に入り、約10日間入院した事故が消費者庁の資料に載っています。ハンドルへの荷物のぶらさげは転倒の要因の一つ。荷物はバランスよく配置し、前座席の子は最後に乗せて最初に降ろすのが基本です。
もしものときは ›子ども乗せ自転車では、荷物をハンドルにぶらさげず、バランスよく配置する。前座席は特に不安定なので、子どもは最後に乗せて最初に降ろす。乗せる前にヘルメットをかぶせ、乗せたら座席ベルトを締める。消費者庁が呼びかけている、幼児を乗せた自転車の基本です。
幼児を乗せた自転車では、転倒や転落で子どもの頭部に重いけがを負う事故が続いています。消費者庁の調査報告書では、ハンドルへの荷物のぶらさげが転倒の要因の一つに挙げられています。
消費者庁の資料には、次の事例が掲載されています。
自転車の前座席に下の子、後部座席に上の子を乗せて走行中、ハンドルに掛けていたリュックがガードレールに引っかかり、左側に自転車ごと転倒した。子どもは二人とも投げ出され、下の子は頭蓋骨骨折、硬膜外血腫等により集中治療室で全身管理となり、約10日間の入院が必要となった。ヘルメット・座席ベルトはしていなかった(1歳・2023年3月配信)
子どもを前座席に乗せて自転車を走行中、道路の段差につまずき右側に転倒した。手に小さなけがを負い、3回嘔吐し、脳しんとうと診断された。子どもはヘルメットと座席ベルトをしていた(1歳・2023年3月配信)
もしものときは(頭を打ったあと)
- 意識がない、出血がひどい、繰り返し吐くときは、救急車を呼ぶか至急病院を受診する
- 顔色が悪く元気がないときは、小児科や脳外科を受診する
- 受診すべきか迷うときは、子ども医療でんわ相談(#8000)や救急安心センター事業(#7119・実施地域のみ)に相談する
予防のチェックリスト
- 荷物はハンドルにぶらさげず、バランスよく配置する。前かごがないタイプでは特に荷物の載せ方に気をつける
- 前座席は特に不安定なので、子どもは最後に乗せ、最初に降ろす
- 乗せる前に子どもにヘルメットをかぶせ、乗せたら座席ベルトを確実に締める。停車中の転倒・転落も起きているため、乗せる前に着ける
- 乗せ降ろしは傾斜や凹凸のない場所で行い、乗せたら手も目も離さない
- 車道と歩道の段差の乗り越えはできるだけ避ける。やむを得ない場合は速度を落として、ゆっくりと大きな進入角度で
- 雨の日は路面が滑りやすく、フードなどで視界が狭まる。別の交通手段を普段から考えておく
- 自転車と幼児用座席がリコールされていないか、不具合がないかを乗る前に確認し、座席の体重の上限や目安身長の範囲内かを確認する
なぜ起きるのか
- 幼児を乗せた自転車は不安定で、特に前座席は不安定です。荷物の載せ方が偏ると、さらにバランスを崩しやすくなります
- 消費者庁の調査報告書(2020年12月公表)では、実際の転倒事例で「ハンドルへの荷物のぶらさげ」が、駐輪場所の傾斜や子どもの動き、保護者が目を離したことと重なって転倒につながったとされています
- 同じ報告書によると、東京消防庁の救急搬送データ(2011年1月〜2017年12月)で、幼児を乗せた自転車の事故でけがをした子ども896人のうち62.7%が前座席の子どもでした
- ヘルメットや座席ベルトをしていないと、転倒したときに子どもが投げ出され、頭部を強く打ちやすくなります
よくある質問(FAQ)
本記事は公式データに基づき要約・加工して配信しています。詳細は公式サイトをご確認ください。
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出典発表日:2023年3月17日
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